過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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14: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:47:25.56 ID:J1uwhgey0
一方。補給艦隊。
速吸「ぐぇぇ、重いです・・・」
五月雨達にとっては巡航速度でも補給艦の速吸にとっては全力疾走。なかなか辛いらしい。
五月雨「頑張りましょう、補給さえ終えればゆっくり南鳥島まできてくれればいいですから」
速吸「でもそれって道中私一人になるってことですよね!?嫌ですよぉ、嫌です!」
五月雨「じゃあ頑張って走ってください」
ふぇええ、と速吸が悲鳴をあげる。
速吸「楽しい東京旅行のはずが、どうしてこんなことに・・・」
五月雨「まだそんなこと言ってるんですか?」
速吸「五月雨さんはがっかりしないんですか?せっかくの旅行なのに」
五月雨「そりゃあがっかりします。しますけど、私達はまず人の命を守ることを優先しなきゃいけないんです。私情がそれに優先されることはありません」
速吸「うう、さすがです・・・」
その速吸を不憫に思ったのか、艦隊の前を走る名取が言う。
名取「あの、少しは私たちが持ってあげてもいいんじゃないの?」
五月雨「駄目ですよ名取さん。重量を増して疲れが増すようになったら、いざ戦闘というときに全力が出せなくなります」
五月雨「戦闘になりそうだったら補給艦の速吸さんには速度を落としてもらったりして避退してもらえばいいわけですから」
名取「確かに・・・」
速吸「正論過ぎる・・・。不肖補給艦速吸、皆様に迷惑をかけないよう補給艦としての任務を頑張ります!」
一方一方。水上打撃部隊。
大和がいるせいで場は重い空気に・・・、というわけでもなく、提督が許可したのであるからもういいと割り切って、大和も交えて作戦進行を策定しているところだった。
飛鷹「まずは敵の艦隊を見つけなきゃいけないわね。どこら辺にいるかぐらい見当がつけばいいけど」
ビスマルク「提督の目算なら、金剛が最小で一時間は遅らせてくれるはずだって言ってたから、島から100km以上は離れた場所なんじゃない?」
その言葉に飛鷹ら空母組は頷くが、戦艦組はあまり良い顔はしていない。
長門「100kmか・・・。確かに金剛がいないときよりはマシだが、これでも目と鼻の先なのは違いない。果たしてこっちに振り向いてくれるかどうか」
ビスマルク「さっきもいったけど、水平爆撃なんかじゃ陽動だってすぐ看破されないかしら」
大和「それは大丈夫だと思いますよ」
一歩離れた場所で話を聞いていた大和が口を開いた。
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