過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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4: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:32:36.02 ID:J1uwhgey0
時間経過。横須賀軍港埠頭。護衛艦ありあけ前。

降りてきた艦長を呼び止め、緊急に護衛艦が必要である理由を説明する。

隣で五月雨が提督の手を握り、目で訴えかけるように艦長を見つめる。

終始真面目に聞いてくれていた艦長は、提督が話し終わるとそれきり黙ってしまった。

しばらくして、口を開く。

艦長「危険が伴うのでは?」

提督「・・・否定できません」

艦長「それに行軍距離を考慮すればできる限り重さも排除せねばならんですから、自衛の弾薬量が乏しくなってしまいます」

立て続けに艦長の口から否定的な意見が出たことで、これは脈なしかと判断し、提督が別れようと口を開けかけたところで、

艦長「しかし、危険危険といって、仲間を見捨てるのは人としてあるまじき行いでしょうね」

提督「・・・?」

艦長「わかりました。行きます。ですが、さすがに自衛手段が少ないのでは不安ですから、そちらからも何か出してくれませんか」

提督「直掩戦闘機を十五機つけます」

艦長「・・・・・・補給してくるから待っていてください」

敬礼して、艦長がその場から立ち去っていくのを提督と五月雨が見送る。

駄目かと思ったら了承された。

二人とも呆けたままだったが、先に我に帰ったのは提督の方が先だった。

提督「うし、作戦会議の続きをしよう」

五月雨「はいっ」



移動。横須賀軍港倉庫内。

どうやら護衛艦は補給のために寄港しただけのことらしい。

何をしていたのかと聞いたら定期的な試運転みたいなものだとはぐらかされてしまった。

何はともあれ艦長も同席しての作戦会議再開である。

提督「先ほどの説明の復習も兼ねて、もう一度一から説明し直そう。少し手直しも入るかもしれないからよく聞いておいてくれ」

提督「赤城、加賀、白露、夕立、村雨、時雨、春雨の空母機動部隊は装備が整い次第輪形陣を組み直ちに抜錨。最大戦速で方位1-3-5へ航行。650km走行完了と判断した所で増槽をつけた烈風を全機南鳥島に向けて発艦」

提督「その後はその場で待機。機関はいつでも巡航速度を出せるように吹かしつつ、後続の速吸の到着を待っていろ」


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