過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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5: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:37:06.84 ID:J1uwhgey0
提督「当の速吸率いる補給艦隊は、速吸、名取、長良、五月雨、涼風、暁、響、雷、電、秋月。空母機動部隊の出港を追いかける形で単縦陣を組み巡航速度にて航行、途中空母機動部隊に出くわしたら直ちに洋上補給を行うように」

提督「水上打撃部隊は、護衛艦ありあけに登場し目的地まで移動。着き次第扶桑、山城、ビスマルク、加古、古鷹、飛鷹、隼鷹、大鳳は空母を後ろに複縦陣、戦艦がその前に傘上に展開」

扶桑「・・・わ、わかりました」

突然のことに驚きつつも、扶桑は了解する。

しかし疑問は当然あった。

扶桑「護衛艦に乗って行ったとして、まず、その護衛艦の帰還はどうなさるんですか?燃料の問題、という意味ですけど」

提督「確かギリギリ帰られるんでしたよね?」

艦長「ええ、ギリギリ」

提督「そういうわけだ」

扶桑「次に、目標地点というのはどこでしょうか?護衛艦の皆さんが危険に晒されては元も子もありません。それに、護衛艦の速度でも間に合うのでしょうか?」

提督「それは今から説明するところだ」

扶桑「申し訳ありません。お願いします」

提督「護衛艦ありあけには横須賀軍港を出港して1250kmの行程を航行してもらう。それだけ走ったところで扶桑達が艤装をつけたうえで船から降り、本格的な作戦行動に入ってもらおうと思っている」

扶桑「はい」

提督「ここからが大事なところだ。さすがにその後の600kmを最大戦速で航行しても間に合わないのだから、飛鷹、隼鷹、大鳳には敵を引き付けるという大役を買って出てもらわなくてはならない。烈風や彗星とかの混合編隊で敵を陽動し、うまく水上打撃部隊との打ち合いにもつれ込ませたいんだ」

飛鷹「陽動、ね」

大鳳「具体的な計画はどのような?」

提督「お前らも知っている通り、さすがに防空棲姫がいる手前急降下爆撃はさせない」

飛鷹「当たり前よ」

提督「だから、水平爆撃をしてもらうことになる」

大鳳「・・・水平爆撃、ですか?」

提督「水上打撃部隊に入る空母が持つ制空戦闘機は最低限必要な量に抑えて、残りの彗星の翼下に250kg爆弾を吊るし、数撃ちゃ当たる戦法で敵に脅威が存在すると思わせてやりたいんだ」

飛鷹「それでうまくいくの?」

提督「きっといく。レイテ沖海戦でわずかな機しかもたない空母部隊が、戦艦連中の殴り込みを助けるためにその手をとったことがあって、成功した事例がある。人間とあいつらを同じにしていいのかはわからんけど」

レイテ沖の話を持ち出して、扶桑型が若干肩を震わせたのは当人たちの間だけでの秘密である。


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