過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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44: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/09/10(土) 20:03:25.26 ID:u8X6z1g50
提督がこの事実を知ったらどう思うだろう。

思えば、防空棲姫との最初の邂逅での大損害は提督の心にどう残っているのか。

決まっている。誰にも知られないようにただ自分を責めているのだ。

五月雨ならばその苦悩も知っているのかもしれないけれど。

・・・とにかく、作戦が成功しても過程で犠牲者が出たと知れば、提督は

飛鷹「扶桑さん、聞こえてる?」

思考を断ち切るように、飛鷹の扶桑を呼ぶ声が聞こえた。

扶桑「え、あ、すいません、もう一度お願いします」

飛鷹「今もう少し考えてみたけど、やっぱり機雷が原因だと思うわ、ってところまで話したわよ」

長門「とはいうが、機雷の影も見えていなかったはずだ。見えていたなら艦の見張りが見逃すはずあるまい。今夜ほど空が照らしてくれる日はそうないぞ」

飛鷹「係留機雷だけがすべてじゃないわよ。音を探知して自分で魚雷を発射する機雷だってあるぐらいなんだから」

長門「・・・まぁ、どう考えようとあれだけの爆発、魚雷か機雷に類する者でなければ起こし得ないな」

陸奥「・・・第三砲塔の爆発もあれに匹敵するレベルだったって話をきいたことが「それで」

長門「我々はこれからどうする?行くしか選択肢がないのはわかっているが」

扶桑「仰る通りです。私たちの作戦は続行するしかありません。ここで引き返せば作戦そのものが台無しになります」

長門「となれば、作戦を少し変えねばな」

扶桑「・・・すいません、少し気が動転していました」

飛鷹に呼び戻され、扶桑は長門が気遣って話を進めてくれていることに気づき、恥ずかしそうに謝罪した。

長門「気にすることはない。私も大分無理をしているさ」


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