過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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45: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/09/10(土) 20:05:32.37 ID:u8X6z1g50
扶桑から見ると全く気にした風には見えないが・・・。

もしかしたら、味方に不安を与えないための高練度艦故の貫禄みたいなものなのかもしれない。きっとそうなのだろう。第一本人が無理をしていると言っているのだから。

扶桑「提督が当初私達を護衛艦で行かせようとした訳は航続距離の問題ではありません。純粋に速度の問題なのは皆さんもわかっていると思います」

長門「そこは了解している。しかし最初から疑問なのだが、なぜ輸送距離1250kmに龍花提督はこだわる?飛行機ならこれぐらいの距離造作も無いはずだ」

扶桑「飛行機に関しては航続距離を心配したのだと思います。1250kmなら残りは600km。往復だけで1200km以上飛ぶことになり、実質戦闘空域で使える燃料分は600km前後。提督が憂慮したのは戦闘空域で必要になる燃料なのだと思います」

長門「零戦は巡航三時間を対空戦闘で四十分程度で消費すると聞いたことがある。そう考えればそれだけの燃料を残すのは確かに当たりだが、その空域で戦闘をするわけではないはずだろう?」

扶桑「そうです。ですから、発艦地点を変えれば、作戦進行には支障は無しで済みます」

大和「そうなると、提督の当初の思惑も外れないような地点にしなければいけませんね」

大和がどんどん進みそうな調子の会話に待ったをかけるように口を挟んだ。

扶桑「思惑ですか?」

大和「龍花提督は当初、発艦地点への到着時間を19.5時間程度と予想し作戦を立てています。飛行機が600km飛んで一時間、仮に敵艦隊の位置が私達から600kmの地点にいるとしたら、爆撃が開始される頃には彼我の距離は570km。龍花提督はこの程度の距離なら、敵艦隊が我々を捜索し、砲戦開始となる前にその捜索を断念しない距離だと踏んでいるのではないでしょうか?」

扶桑「そう、ですね。なら・・・」

扶桑が考えこむように押し黙った。

山城には今姉様が暗算しているのだとわかるが、他の皆にはどう映るだろう。

大和「扶桑さん・・・?大丈夫ですか?気分が悪いんですか?」

扶桑「・・・いえ、少し計算をしていただけです。大和さんの言う通り考えれば、発艦地点は横須賀から1050km地点ぐらいが良いと思います」

大和「そうすると、敵艦隊の周辺に到着するのは横須賀から計算すれば19.5時間後になりますね。確かにそれなら早期に敵を発見することもできます」



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