過去ログ - 提督「傑作だなぁオイ。笑えるぜ」
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7: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/08/26(金) 20:40:01.09 ID:J1uwhgey0
皆が首を縦に振る。
提督「作戦名は天日作戦。天照大神様と日本を守るための作戦にふさわしい名前だな」
五月雨「神様を私たちが守るって、とんでもなく罰当たりな発言な気がすると思うんですけど」
提督「天照大神様は女性なんだぜ。男が守ってやらなくてどうする」
五月雨「戦うの私達なんですけど!」
不満げに膨らんでいる五月雨の頬を押し潰して、さらに五月雨の不興を買いながら、作戦の目処がたったことで安堵していた時だった。
倉庫の扉が開いて、誰かが入ってきたのだ。
その人影に最初に気づいたのは、提督を睨み付けていた五月雨だった。
五月雨「・・・大和さん、どうかされたんですか?それに、っ」
武蔵「うちの提督にいけといわれたからな。私達も同行する」
大和型、長門型の計四名がその場に立っていた。
提督「どんな風の吹き回しがあればこんなことする気になるんだ」
当に鬼に金棒。鬼というほど舞鶴が強いのかは別として。
というか元帥さんが姿を見せないのは何故だろうか。
自分から声をかけにいってしまおうかと思ったところ、表情から疑問を察したのか武蔵がつかつかと提督の元に寄ってきた。
武蔵「彼は顔を出したくないそうだ。理由はわからんが」
そりゃどういうことだと聞き返そうとして、武蔵が再び言う。
武蔵「それと、大和のことは安心していい。彼女のことは既に彼女の口から聞いたからな」
提督「そうか・・・、それなら余計な心配をせずにすみそうだ」
五月雨「ちょっと、提督を口説かないでください」
提督「お前耳ついてる?どこが口説き文句だったと思う?」
武蔵「久しぶりだなぁ五月雨。元気にしてたか?」
五月雨「提督騙されないでください。武蔵さんは呼吸するように男を口説く話題に持っていく人なんです。誘惑に負けちゃダメです」
武蔵「にしても提督、あ、うちの提督じゃなくて龍花提督のことだが、髪が白いなぁ。親近感を覚える」
五月雨に忠告は功を奏さず、既に武蔵は口説きの取っ掛かりを掴んだ後だった。
五月雨「駄目ですよ、提督は渡しませんよ!」
武蔵「いいだろ?一日だけだよ、一日だけ」
提督が暫し考え込む振りをした後で言った。
提督「俺は枕が変わると寝られないから無理だな」
寝台列車で眠りこけてた奴がよく言うよとその場にいた舞鶴勢が思う。
武蔵「む、そうか・・・」
五月雨「そ、そうです、だから提督は渡せませんよ!」
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