345:名無しNIPPER[saga]
2016/12/24(土) 21:39:45.66 ID:ckQ0GSngo
「いえ。ウォッカを顔色一つ変えず、次々と」
「高貴なる血の成せる業か……」
(やっぱりアーニャちゃんはすごいなー)
積もる話は尽きる事が無かった。
舞台を去ったアイドルを、今も踊るスターを、未だ見ぬ灰被りを。
どこか無邪気な二人の間で、それは楽しそうに会話が弾む。
「蘭子ちゃん。蘭子ちゃんは、秘密を守れますか?」
「造作も無い……深紅の瞳を」
(うん。レッドアイをお願いします)
「ここだけの話です。私は……本当に自慢になりませんが、何十人もスカウトしてきました」
「聞き及んでいるわ」
(そうみたいですね)
「中でも、最も才能を感じたのが、神崎蘭子さん。貴女でした」
「ほう?」
だいぶ気分の大きくなってきた蘭子が、不敵な笑みを浮かべてみせる。
「約束の女神よりもか?」
(茄子さんより?)
432Res/238.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。