過去ログ - 神崎蘭子「大好きっ!!」
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381:名無しNIPPER[saga]
2016/12/25(日) 18:37:11.28 ID:WZRWBcW7o


 「……え? えっ?」

 『ビェルゼヴール……余りにも強過ぎた魔王を前に、人は彼女ただ一度の敗北を語り継ぎます』


蘭子の困惑を高性能のマイクが拾い上げ、会場へ送り届ける。
雪のように透き通った、けれど暖かな声が重なった。

オーロラビジョンが映像を映し出す。
緑色の海の中で、五人のアイドル達が踊っていた。
幾度となく観た――もとい観させられたものだと気付き、魔王は慌てて手を振った。


 『み、みんなっ! 観ちゃダメーーっ!』


それは魔法の歌だった。
誰も彼もを笑顔へ変えるその歌は、二人の少女に届かない。


――輝く世界の魔法。
あの頃の輿水幸子と神崎蘭子が、スクリーンの中で泣いていた。



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