64:名無しNIPPER[saga]
2016/09/25(日) 14:52:23.66 ID:ytg9Jgyvo
「……プロデューサーは、プロデューサーでしょ?」
「ええ。私が首になった訳ではありません。心配せずとも、とても優秀な人ですよ」
「そ、そうじゃなくてっ。でも、プロデューサーの、プロデューサーで、プロデューサーが」
「蘭子ちゃん」
頭に、そっと柔らかい感触。
「隠さず言います。私が担当のままでは、蘭子ちゃんが活躍出来ないんです」
「で、でもっ! お仕事だって」
「四ヶ月でたったの二回です。これは、はっきり言って少ない」
「っ」
「申し訳ありません、蘭子ちゃん。ご家族にあんな啖呵を切っておいて。私は」
迷うように言葉を切る。
「プロデュースの才能なんて無いのかもしれません。美嘉さんも、十時さんも、私は途中で」
「……」
「ですが、蘭子ちゃんの素質は本物です。これは、誰にだって否定なんかさせません。だから」
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