過去ログ - 鷺沢文香「読み終えたら、またここに来てください」
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◆.qG5SOGbi.
2016/09/10(土) 15:59:19.16 ID:1vo+ZrGq0
鷺沢文香は、デビューして間もなくトップアイドルとしての座を駆け上がることとなった。
元々のルックスに加え、青く透き通るような歌声や、意外にも頭ひとつ抜けたダンススキルは、
彼女のポテンシャルや努力を裏付けるのに充分であった。
以下略
31
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/10(土) 16:00:11.19 ID:1vo+ZrGq0
アイドル鷺沢文香は、輝いていた。
彼女の笑顔は、眩かった。
嬉しい反面、なぜか悔しかった。
32
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/10(土) 16:11:34.00 ID:1vo+ZrGq0
結局、学校へ向かう電車からは降りてしまった。
事情を知る友人には格好の弄りのネタを与えたことになるが、
どうせこのまま行ったところでそれは変わらないだろう。
さて、これからどうするか。家に帰るわけにもいかない。
以下略
33
:
名無しNIPPER
2016/09/10(土) 17:33:07.08 ID:9wDw4lcf0
こういう話好き
34
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/11(日) 00:10:19.64 ID:Ktek0THpO
約束されたビターエンドってのも悪くはない
35
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/16(金) 22:23:05.96 ID:GRq/ckkV0
店長さんの案内を拒めないままに店に入ると、久しぶりの匂いに思わずせき込んでしまった。
店長さんに謝るも、そんな僕を見て、彼はにこにこと笑っていた。
そのまま鷺沢さんがいつも座っていたカウンターを通り過ぎ、店の奥へと連れられる。
以下略
36
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/16(金) 22:33:53.48 ID:GRq/ckkV0
「……あの、大丈夫なんですか?お店の方とか…」
「今日は休みにしたんだ。流石にね」
店長さんの何気ない一言に、テレビや新聞が出まかせを吹聴していたのではないと再認識させられてしまう。
以下略
37
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/17(土) 01:31:59.33 ID:iXSMllYE0
「君は、大きくなったね」
「ありがとうございます」
「もう、受験とか?」
以下略
38
:
◆.qG5SOGbi.
2016/09/17(土) 02:08:50.34 ID:iXSMllYE0
「…本当に、時間が経ったものだよ」
軽口を叩いていた店長さんの口調が、その瞬間に確かな重みを持って、零れ落ちた。
「……文香ちゃんがアイドルにスカウトされた日のことなんだけどね」
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/17(土) 06:26:05.95 ID:TnXmNvAN0
このssのこの感じかなり好き
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/17(土) 17:53:01.32 ID:7VmFtVaPO
もう結婚で負けが決まってるわけだしなぁ
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