過去ログ - フレデリカ「いつかの休日に」
1- 20
7: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/08/30(火) 12:03:08.66 ID:j6uGZNPFO



「…そっかー。じゃ、これ買っちゃおー」


見れば、フレデリカは既に購入を決めた様だ。
そんなにサラッと決めてしまって良いのだろうか?
値段だって馬鹿にならないだろうし、まだ一件目だ。
女の子のショッピングは最低でも10店は巡って疲れ果ててから終わるものだと思っていたが。


「そんなに直ぐ決めちゃっていいのか?他の店のを試着してからでも遅くはないんだぞ」


「いーのいーの。このアタシがビビッときたんだからきっと運命なんだよー」


何とも安い運命だ。
まぁこの店はアウトレットショップだから、ここで手放したら二度と出会えないかもしれないけれど。
にしてもあの服は一着しかないのにサイズもピッタリだったのか。
それなら確かに運命なのかもしれない。


「さーて、次の店にいっくよー!」


「あれ、さっきの服は着ていかないのか?」


「あれはプロデューサーに持たせてあげるーはいっ。フレちゃんからの重要任務だよー?」


成る程、次の店でまた別の服も買うからか。
ついでに俺は荷物持ちらしい。
元よりそのつもりだったから構わないが、何卒両手で持てる量以下にして欲しいものだ。
そんな淡い期待を抱き、次々と店を巡る。


「わぁお、これはフレちゃんの為に作られたのかなー?」


「確かに似合ってるな。こっちはどうだ?」


「うーん、少しありすちゃんっぽいかなー?」


「子供っぽいを橘さんっぽいと言うのは止めなさい。まぁ確かに少しアレかもな」


そんなこんなで、色々と試着してゆく。
居心地のあまりよろしくないレデイースのブースだけれど、フレデリカと歩く事で少しは恥ずかしさが緩和される。
周りからは一体どう見られているだろう?
どう見ても不釣り合いな二人だから、最悪召使とか思われていそうなものだけれど。







<<前のレス[*]次のレス[#]>>
14Res/15.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice