3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:36:36.46 ID:zsoczlY00
その晩、夢を見た。
夢の中では自分たちは3人で。観客席一杯のライトに照らされて。
横では鞠莉と果南が満面の笑み。たぶん、自分も同じ顔をしているのだろう。
4:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:40:40.91 ID:zsoczlY00
果南「あっはっはっは!ダイヤったら素直すぎ!写真だけでそんな夢見るなんて!」
学校の屋上で夢の話をしたら、開口一番これだ。だいたいどこのどいつのせいで2年もごたごたしていたのか。
それを指摘すると目も当てられないほどに凹むことが分かっているから、何も言わずに眉を顰めて見せた。
5:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:43:34.80 ID:zsoczlY00
果南「でもそれ、ただの夢なんかじゃないよ。私たち、実際に踊った。
そりゃ外だったし、お客さんも会場いっぱい!って感じではなかったけど…。」
果南「きっと3人とも、幸せだったと思う。私はそうだった。」
6:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:45:42.60 ID:zsoczlY00
鞠莉「ハァーイ、2人ともシャイニー☆」
果南「おつかれ鞠莉!」
ダイヤ「おつかれさまです、鞠莉さん。」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:46:51.37 ID:zsoczlY00
その晩、夢を見た。
夢の中で自分たちは3人で、茜色に染まった部室で身を寄せ合って。
これはいつだろうか――、ああそうだ、歌詞について相談していた時だったか。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:48:35.51 ID:zsoczlY00
曜「1、2、3、4、1、2、3、4……」
その日は全体での通し練習だった。曜のカウントに合わせて必死に身体を動かす。
曜はさすがの運動能力で、皆より一足先に振り付けの習得を終えていた。
9:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:50:19.96 ID:zsoczlY00
ダイヤ「す、すみません。わたくしの勘違いで…。」
紅くなった顔を必死に隠しつつ、謝った。少し声を荒げてしまったことで余計恥ずかしい。
鞠莉「ダイヤ真っ赤ー!」
10:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:51:28.81 ID:zsoczlY00
その晩、夢を見た。
夢の中で自分たちは3人で、屋上で汗を流して。
「そこ、違いますわよ!」なんて声を自分が出している。
11:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:52:47.66 ID:zsoczlY00
―――
今日はダイヤが一段と厳しかった。
12:名無しNIPPER[sage]
2016/09/01(木) 18:52:57.14 ID:fAYCU0y/o
支援
13:名無しNIPPER[saga]
2016/09/01(木) 18:54:38.62 ID:zsoczlY00
花丸「ふぅ…はぁ…。」
果南「マル、お疲れさま。よく頑張ってたね。」
ユニット練習を終えた途端、花丸が壁にもたれてずるずると腰を下ろした。
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