5: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/09/02(金) 15:00:08.19 ID:3d+WGG4nO
少し離れたキャンプ場的な場所へ着くと、既に奏とありすちゃんが野菜を切っていた。
具材的にカレーかな?
定番中の定番だし、奈緒が喜びそうだね。
「あれ?他の3人は?」
「文香さんは…ひと段落したら、と…」
成る程、これではどっちが年上か分からないね。
トライアドプリムスもそうだけど。
「フレデリカと周子はまだ呼んでないわ。ちゃんとした夕飯が食べたいもの」
「…うん、大体分かった」
「八つ橋カレーやカフェオレ風カレーなんて単語、初めて聞いたわ…」
「…想像以上だったよ」
兎も角、四人いれば充分だ。
米は少し離れた所でプロデューサーが炊いている。
飯盒なんてお目に掛かったのは小学生以来だ。
奈緒に玉ねぎを担当して貰い、私は火を起こして鍋を沸かす。
8人分ともなると結構な量で沸騰するまでまだかかりそうだ。
その間にフライパンで軽く玉ねぎを炒め…あ、順番間違えた。
…まぁ、いいよね。
少なくとも八つ橋カレーが完成するよりは。
全員手際が良く、あっという間に待つだけになる。
プロデューサーは少し離れたところで何やら思案中。
なんだろう、夜忍び込むコテージを選別してるのかな。
さて、あとは待つだけになった事だし残りの3人を呼ばないと。
ありすちゃんと奏を派遣し、再び奈緒と二人でのんびり火を眺める。
ふふっ、加蓮が悔しがりそう。
待っている間に全員分の飲み物を用意しないと。
こういう場所でお酒とか飲めたら楽しいんだろうな。
なんて考えながら麦茶を開けた。
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