3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/03(土) 23:22:55.00 ID:I0oov03+0
寂びれたモールの玄関を潜りながら、私達は指定された場所へと向かう。
「こんな辺境の地に呼び出すなんて、文科省の人間は何を考えているんだ」
「随分年季の入ったショッピングモールですね……場所も人里から離れていますし」
華さんが頬に手を当てながら首を傾げる。
麻子さん達の言う通り、ここは学園艦でもなく、人の多い都会でもないのどかな場所。
更に民家から離れた場所にある為、ただでさえ人が少ない場所からさらに人気が無くなってしまっている。
なので傍から見れば廃園した遊園地の様な、少し不気味で寂しい印象を受ける。
「ネオンモール祢屋河店、構造は一階を中心として地下一階、二階。上に二階、三階といった構造ですね」
「ゆかりん詳しいね」
「流石は優花里さんです」
「斥候はお手の物か」
「いいえ、そこのパンフレットを拝借しました!」
優花里さんが得意気にパンフレットを突きつける。
そんな優花里さんに皆が思い思いの表情を浮かべながら、私達は指定された三階へと向かいました。
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