469:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:36:04.72 ID:H8pP8bHq0
通り過ぎていった男女には目もくれず、未央は何かを見つけて卯月に声をかけた。
未央「ん? んんん!? ちょいちょい! しまむー!」
卯月「どうしました?」
470:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:37:25.64 ID:H8pP8bHq0
パンッ。
未央「ん? なんか今、変な音しなかった?」
卯月「変な音? ですか?」
471:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:38:44.84 ID:H8pP8bHq0
未央「ひっ!?」
卯月「な、なにが!?」
何が起きているかは分かっていない。
472:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:39:58.28 ID:H8pP8bHq0
立ち止まってしまった卯月を見る未央。
振り向く形で見た未央の視界に、後ろから黒い何かを卯月に向けている男の姿が映りこむ。
未央は、咄嗟に卯月を突き飛ばした。
473:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:40:53.88 ID:H8pP8bHq0
未央「はやく……にげて……」
未央はもう悟っていた。
自分が助からないことを。
474:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:41:51.93 ID:H8pP8bHq0
卯月の目に映っていたのは、最後まで笑顔だった未央。
笑顔のまま、頭から血を噴き出して崩れ落ちた未央。
卯月「…………あ」
475:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:43:01.08 ID:H8pP8bHq0
卯月「みおちゃん。すぐにわたしがつれていきますから」
卯月「ちょっとだけがまんしててください」
ふらふらと卯月は歩き続ける。もう動くことの無い未央を背負って。
476:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:43:54.35 ID:H8pP8bHq0
卯月「すぐにつれていってあげますからね」
卯月「びょういんにいけばみおちゃんはなおっちゃうんです」
卯月「そしたらすぐらいぶかいじょうまではしって」
477:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:44:42.78 ID:H8pP8bHq0
卯月「あうっ!?」
胸にとてつもなく熱いなにかがある。
自分の胸に触れた卯月は胸から真っ赤な血が噴き出していることに気がつく。
478:名無しNIPPER[saga]
2016/10/02(日) 00:46:53.74 ID:H8pP8bHq0
日常 + 新宿大虐殺編 お終い。
今日はこの辺で。
くろのくんはタエちゃんとヨロシクやってます。
1002Res/774.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。