82:名無しNIPPER[saga]
2016/09/10(土) 16:41:56.30 ID:y4Dz8BTz0
凛「……次、少し外に出て」
銃を鞄に入れて、スーツの上に少し大きめのジャージを着て外に出る準備をする。
部屋から出て、外に行こうとしたときにハナコが散歩と思ったのか私に飛びついてきた。
凛「あ……」
凛「……ハナコ、ごめんね、散歩はまた今度」
ハナコは私の表情で散歩ができないと理解したのか、残念そうに小さくないてその場で待ての体制になった。
凛「本当にごめんね。明日は散歩に連れてってあげるから」
明日は一緒に散歩にいこうねと頭を撫でてあげたら嬉しそうに鳴き声をあげるハナコ。
私もそれを見て微笑んで外に出る。
目的地は少し離れた場所にある大きな森林公園。
スーツの性能と銃の性能をさらに試すための私の実験場。
今日も色々試す為に、日が落ちる寸前の時刻を狙って家を出たのだが、今日はハナコに見つかってしまった。
……この数日ハナコの散歩も出来てない。
……あの部屋のこととこのスーツと銃のことしか考えていなかった。
……ハナコの散歩を忘れるくらい、頭の中はガンツに関することで一杯。
凛「……明日は散歩、行かないといけないな」
もうスーツの性能や銃の性能はある程度理解している。
今日、もう一度試して明日は。
そう考えて私は足を速める。
日は暮れ、夜の帳が下り始めていた。
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