934:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 19:58:17.15 ID:N9bfIXvc0
 凛「ふーん。何となく分かったよ、アンタの特性」 
  
 男が視線を凛に向ける。 
  
 凛「アンタ、その再生能力って限界があるでしょ?」 
  
 男の顔色が変わる。 
  
 凛「再生するたびに、何かエネルギーを使わないといけないといけないからどんどん身体が小さくなる。それで、そのエネルギーが尽きたとき、アンタは再生できなくなる」 
  
 「……」 
  
 凛「さっきから私達に何かをしようとしてるみたいだけど、それが出来なくてアンタは困っている。そうじゃないの?」 
  
 「……」 
  
 男の顔色が強張り始める。 
  
 凛「さて、後何回でエネルギーが尽きるか、試してあげるよ」 
  
 男が踵を返して逃げ出そうとしたが、男の身体にワイヤーが巻きつき、腕が大きく膨らむ。 
  
 未央「今度こそ!」 
  
 奈緒「喰らいやがれっ!」 
  
 それは上空から未央と奈緒が撃ちこんだ銃撃の効果。 
  
 「くッそ!? 邪魔ッだッ!!」 
  
 すぐさま切り裂くが、すでに近づいていた加蓮が両腕を男に押し付けて閃光を放つ。 
  
 男の肉体は四散し、その肉片を凛が黒球の閃光で全て消し飛ばす。 
  
 男は懸命に再生し続けるが、再生するたびに凛と加蓮によって肉体を消し飛ばされていく。 
  
 そのたびに肉体は小さくなり、すでに数センチに満たない肉片になっていたが二人の攻撃は止まらない。 
  
 男の意識は徐々に薄れていく。 
  
 男が最後に見たものは、攻撃を続ける凛の姿。 
  
 その凛の顔を見ながら、男はこの世から消滅した。 
  
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