936:名無しNIPPER[saga]
2016/11/12(土) 20:01:48.81 ID:N9bfIXvc0
二人がそう呟いた瞬間。
凛達がいた場所から数百メートルほど離れた場所で大きな爆発音が響き、ビルが崩れ落ちた。
その様子を全員が見ていると、今度は別の場所で天に立ち昇るような炎が巻き起こる。
その光景を見て、空を跳んでいた卯月達は急いで凛の元に駆け寄った。
卯月「り、凛ちゃん! 今の!」
未央「な、何が起きたのあれ!?」
凛「……多分、今回のボスがまだいるんだと思う。そのボスの仕業じゃないかな……」
加蓮「……やっぱり今回の狩りはいつもと違うみたいだね。中ボスで85点とか……」
奈緒「お、おい。マジなのか、それ……?」
加蓮「多分間違いないと思うよ。レーダーを広域にしてみても……やっぱり……」
加蓮がレーダーを操作して広域にすると、大きな光点が1箇所表示されていた。
その場所は先ほど炎が巻き起こった場所。
その表示を見て凛はこの場にいる皆に声をかけた。
凛「あの場所、多分今度こそボスだと思う」
凛の言葉に全員が喉を鳴らし、緊張を顔に表した。
凛「加蓮と……神谷さんはどうする? 一緒に来る?」
加蓮「アタシも行くよ」
奈緒「……加蓮が行くんだったら、あたしも行く。後、そのさんづけ止めてくれ、何かあんたにそういわれるとムズムズする」
凛「わかったよ。それじゃあ、卯月、未央、加蓮、奈緒。全員で、今回のボスを倒そう」
その言葉に全員が頷き、炎が立ち昇る場所に向かって移動を始める。
炎に照らされた夜の空は、真っ黒な雲が漂い、ぽつりぽつりと雨が降り始めていた。
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