959:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:43:06.26 ID:mvxo5hdO0
 そして、大男が放った炎弾を両者が同時に避けて、大男に斬りかかったその時、 
  
 和泉「何ッ!?」 
  
 吉川「うッぐァッ!?」 
  
 大男の周囲に炎の壁が発生して、和泉よりも大男に接近していた吉川が炎に飲み込まれる。 
  
 「海司さんッ!?」 
  
 「吉川さん!!」 
  
 大男に銃を構えながら吉川の戦いを見守っていた男達から悲鳴が上がる。 
  
 吉川が炎に巻かれたと同時に男達も銃を大男に乱射するが、炎の壁で狙いが定まらず大男には当たらない。 
  
 その間に、吉川は目に入った水が満ちる池に飛び込み、和泉は一旦距離を取る。 
  
 大男は再び炎の弾を、それも先ほどよりも大きく明らかに熱量が尋常ではない弾を生み出して、和泉と吉川の飛び込んだ池、そして銃を撃ちこんだ男達に向けて投げつけた。 
  
 炎の弾を和泉は切り裂こうとしたが、切り裂く瞬間背筋に悪寒が走り、和泉は全力で跳躍する。 
  
 和泉は跳躍しながらも、男達に打ち込まれた炎弾の様子を目にした。 
  
 男達は、炎弾を銃で撃ち落とそうと銃撃をしていたが、炎弾は止まらず、男達の一人に直撃した。 
  
 直撃した男はスーツを着ているにもかかわらず、炎弾が直撃した部分が、上半身がごっそりと削り取られ、その身体は大きく燃え上がってしまった。 
  
 「うッ! わぁぁぁぁぁ!?」 
  
 「うッそだろッ!! スーツが効かねぇ!?」 
  
 「か、海司サンッ!! な、何とかしてくれェ!!」 
  
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