960:名無しNIPPER[saga]
2016/11/13(日) 16:43:39.96 ID:mvxo5hdO0
男達は一瞬にしてパニックに陥り、吉川に助けを求めるが、吉川が飛び込んだ池は蒸発して炎の海となっていた。
それを見た3人は絶望に染まる。
だが、その絶望の顔もつかの間、大男から聞える苦悶の声に目を向けると。
「ぐッ!? なんだッとォッ!?」
水に濡れた吉川が空中で剣を伸ばし、大男の肩口を斬りつけている瞬間を目にした。
「おッ……おおお!!」
体勢を崩した大男に吉川はさらに剣戟を繰り出す。
吉川が剣を振るうたびに大男に浅く切れ目が入り、吉川は大男との距離を詰めさらに高速で剣を振るう。
そして、その距離が数メートルとなり、吉川の渾身の一撃が、
吉川「おッしゃァァ!! もらッたァァァ!!」
大男の右腕を深く切り裂き、返す剣でその首を跳ね飛ばそうとした瞬間。
吉川「なッにィ!?」
大男の頭は炎となりその姿は掻き消えた。
左右を見渡す吉川だったが、大男の姿はどこにも見当たらない。
炎の熱による汗か、それとも冷や汗かは分からなかったが、吉川の頬を汗が伝って、周りで燃え盛る炎によって蒸発した。
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