981:名無しNIPPER[saga]
2016/11/14(月) 01:55:58.04 ID:/wwqY5m20
吉川は炎人間を相手に戦い続けていた。
だが吉川のスピードにも陰りが見え始める。
一撃喰らっただけでもアウトな攻撃を避け続けている吉川。
紙一重ではいけない、ギリギリで避けても炎の熱量でやられる可能性があったため、吉川は炎人間の攻撃を大きく避け続けていた。
吉川の体力の消耗と精神力の消耗は肉体に現れ、動きが鈍り始める。
だが、攻撃し続ける炎人間にも変化があった。
煌々と燃え上がっていた身体は若干熱量を落とし、攻撃が当たらないことに苛立ちを見せ始めている。
炎人間は身体を炎と化し、吉川の見えない位置に現れて奇襲を何度もかけていたが、吉川の超反応で避けられて、攻撃が当てることが出来なかった。
たった一人の人間にここまで手間を取らされるなど考えてもいなかった炎人間。
その炎人間が正面の吉川に気を取られ背後から襲い掛かってきた乱入者に気を回すことが出来なかったのは仕方の無いことだろう。
加蓮「はぁっ!!」
両手の掌から撃ちだした閃光が炎に穴を空ける。
炎人間は吉川に攻撃を加えようとしていたところに己の身体に穴を空けた乱入者を攻撃する為に背後に炎の鞭を振るう。
その鞭を加蓮は避け、閃光を撃ちながら後退する。
加蓮「加勢するよ!」
加蓮は炎人間を攻撃しながらも吉川に加勢の意を伝える。
吉川「何かはワカらねェが、味方か!?」
加蓮「味方よっ!」
吉川「なら合わせろッ!!」
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