過去ログ - 澪「シンクロナイズドドリーミング」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/09/09(金) 16:12:18.99 ID:ROM1DOs8o


黒唯「・・・」


黒唯から表情が消えた。


彼女「題:ふわふわ時間・・・? 澪さん、私はかれこれ多くの女の子を演じ、多少なりとも文化を知ってきたつもりですが、現代ではこれを切ないと言うのですか?」

澪「・・・歌詞を見せた瞬間に素に戻られるととてもつらい・・・」

彼女「申し訳ありません。平沢唯がどんな反応をするか未知数なので、素で反応させてもらいます」


確かに、唯が私の歌詞を気に入ってくれるかと言われればわからないとしか言えない。
今まで歌詞を人に見せた事なんて無かった。せいぜい、律の特訓を受けて全校生徒の前で作文を発表した時くらいだ。
あの時は律の特訓のおかげで全員がパイナップルに見えて、リラックス出来た反面そのせいで皆がどんな反応をしたのかまでは見えなかった。
もっとも、その時は集会という場だったし、目立つような反応なんて誰もしなかったのかもしれない。でも今回は違う。
唯どころか律やムギだってどんな反応をするかわからない。私にわからないのだから、当然彼女にもわからないのだ。素に戻ってしまうのは仕方ないとも言える。
・・・素に戻るくらい私の歌詞が変だったってわけじゃないと思う。きっと。


彼女「私は貴女とも同調――シンクロしているので、この歌詞を変だとは思っていませんよ」

澪「そ、そっか、よかったぁ・・・」

彼女「ただ、『私』として見た場合に少々文化の壁を感じたというだけの話です」

澪「ぶ、文化の壁って・・・」

彼女「いきなり「ハートDOKI☆DOKI」ですよ、私からすれば青天の霹靂です」

澪「冒頭のインパクトってきっと大事だよ!根拠はないけど!」


自分の色を出していくのってきっと大事だと思うんだ! 個性大事!


彼女「・・・では次にいきなりマシュマロが出てくるのは?」

澪「丁度そのタイミングでムギが電話してきて、なんか漠然とマシュマロ食べたいなぁって思って・・・」

彼女「いつもお菓子を持ってきてくれる人だからですか?」

澪「うん」

彼女「彼女の肌の色と肉付きからマシュマロを連想した訳ではないのですね?」

澪「そ、そんなこと考えたこともないよ!!」

彼女「ならいいです」

澪「うぅ・・・私をどういう目で見てるんだ」

彼女「ところで澪さんは日常からインスピレーションを得て歌詞を書くタイプなのですか?」

澪「えっ、どうだろう。そうなのかな?」


自分で意識した事は無かったが、唯の事を考えてハートDOKI☆DOKIを書いて、ムギの電話を受けてマシュマロみたいにふわふわを書くくらいだ、そうなのかもしれない。
少なくとも今回の歌詞についてはその方向で統一したほうがいいかもしれない。


彼女「そしてテーマは切ないラブソング、と。という事は、私が過去の平沢唯を演じ、澪さんに歌詞の糧になるような想いを抱いてもらうのが最良でしょうか」

澪「切ない気持ち、を?」

彼女「はい。例えばこうして、私がギターの練習をする平沢唯を演じます」



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