14:名無しNIPPER[saga]
2016/09/14(水) 21:03:57.68 ID:BjprVN+x0
―――
千歌との特訓の話は秘密にはしていない。
善子に点数を自慢した。
相も変わらず、うげ、なんて声を出していたけれど、その後小さくおめでとうと言ってくれた。
0.5点が気になるのだと言うと、細かいこと気にしすぎよ、とばっさり切られた。
善子「それより今日はどうするの?」
曜「えー、善子ちゃんが決めてよー。」
善子「こういうのは先輩が決めるものでしょ!」
善子とはもう何回も出掛けていて、目的もなく誘えるほどの仲になっていた。
今日は練習終わりだったので、2人とも学校の制服である。
善子「うーん、うーん、じゃああそこ、この前出来たお店。」
なんだかんだ案を出してくれる善子に心の中で礼を言いながら、店へ向かった。
カフェでお茶して、店を見て回って。
もう何度も訪れた店もあったけれど、他愛ない話をしながら歩く。
自分は千歌や梨子との話やユニット練習の話を、善子は花丸やルビィとの話をよくする。
善子から聞く花丸の話は意外なものが多く、いつも興味をそそられた。
今日は、自分が少しダンスの話をしすぎたかもしれない。
途中で気になったが、善子が気にする様子はなかった。
帰り際にプリクラを撮るのも、1つのお決まりになっていた。
善子にペンを渡すと、これもお決まりになった文句を一言。
『曜アンドエンジェル』
まったく、どこが堕天使なんだか。
難しい顔でペンを動かす善子の顔を見ながらそう思った。
別れる際、細かいことは気にしちゃだめよと、念を押された。
そんなに気にしているように見えただろうか。
39Res/45.41 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。