過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」淡「はおまけ!」咲「おまけじゃないよ!」
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689: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2016/12/06(火) 01:49:51.72 ID:kFyDAuQpo

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 ……
 …

 2年前の話だ。

 京太郎と透華は同じ長野住まいと言うこともあって気軽に交流できる。

 その辺りは他二人の姉よりも優れている。

 最も、その二人の姉も頻繁に長野に来るので油断はできないのだが。

 この日は京太郎を龍門渕に招いて世間話などをしていた。


 「透華姉さん、社交界って面倒だよなぁ」

 「そんなことを言っているといい男になれませんことよ。

  清濁飲み干してこその大人ですわ」

 「難しいこと言われてもわからないよ。

  挨拶周りも面倒だし。

  あ、でも菫姉さんと智葉姉さんに会えるのは嬉しいかも」

 「……本人の前では言ってはいけませんわ」

 「なんで?」


 天然タラシ、というには子供っぽい部分が多い。

 そんな京太郎でも、あの二人にとっては何かの琴線に触れたらしく、ベタ惚れの様子。

 一度惚れてしまえば理由なんて関係ないのだろうが、その辺りの機微は透華にはよくわからなかった。

 とりあえず、その発言をしたら最後、ホテルに連れ込まれてもう帰ってこれないことだけはわかった。


 「……あ、透華姉さん。

  こんなところに子供がいるよ」

 「えっ?」

 「俺もあれくらいの時から連れてこられてさぁ。

  やっぱり面倒だったなー」

 「……衣!?」


 そこにいたのは天江衣。透華の親戚だ。

 やんごとなき事情で龍門渕で引き取り、幽閉されている。

 京太郎と引き離す意図はなかったのだが、自分の父があんな少女を幽閉していると言う事実を教えたくなかった。

 そんな気持ちからこれまで京太郎と衣が出会うことはなかった。


 「子供ではない!」

 「へっ?」

 「子供ではない、衣だ!」


 京太郎の発言に気がついたのか、気づけば怒りながらこちらに走ってきていた。

 衣は子供扱いされることを極端に嫌う。

 それは本人の容姿であり、過去が原因であるのだが京太郎にそんなことがわかるはずもない。



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