過去ログ - とある少女のおはなし
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37:名無しNIPPER[sage]
2016/11/06(日) 19:45:34.94 ID:Rk1IAsRz0



38:名無しNIPPER
2016/11/13(日) 07:14:02.85 ID:rO+pKMYc0
今までのように、地に横たわって眠るわけにもいきません。
目が覚めた時には、雪の下に埋まっていそうです。

どこか休める場所はないでしょうか。
そうして探し始めるとすぐに、洞窟を見つけました。
以下略



39:名無しNIPPER
2016/11/13(日) 07:14:31.30 ID:rO+pKMYc0
人が4人並べる程度の、狭くも広くもない洞窟。
雪が入ってこない程度の奥まで進み、横たわって膝を抱えるとあっという間に眠りにつきました。





40:名無しNIPPER
2016/11/13(日) 07:15:01.17 ID:rO+pKMYc0
夢の中。
幻想的な光に包まれて。

ここはどこ?
上を見るとゆらゆらと揺れる水面。
以下略



41:名無しNIPPER
2016/11/13(日) 07:15:44.91 ID:rO+pKMYc0
暗い暗い、深い深い闇夜に浮かぶ星々。
その中に一際大きく輝くのは満月。
青白い月に向かって手を伸ばしても、その手は届きません。

そのうち月が沈んで、星が見えなくなって。
以下略



42:名無しNIPPER[sage]
2016/11/13(日) 08:07:19.76 ID:VPSMoht90
おつ


43:名無しNIPPER
2016/11/18(金) 17:38:40.36 ID:17MCLoxu0
目を覚まして外を見ると、雪の眩しさに顔をしかめます。
相変わらず雪は降り続けていました。
眠る前は脛ほどだった雪も、今は腰の高さまで積もっています。

寝る前には気付きませんでしたが、目を凝らして見ると洞窟にはまだ奥があるようです。
以下略



44:名無しNIPPER
2016/11/18(金) 17:39:07.79 ID:17MCLoxu0
ここでぼんやりしていても何も始まらないでしょう。雪がいつ止むかもわかりません。

手を前に伸ばしながら、おそるおそる洞窟の奥へ。

当然の如く進めば進むほど光が遠のき、視界が暗くなっていきます。
以下略



45:名無しNIPPER
2016/11/18(金) 17:39:33.40 ID:17MCLoxu0
近付いて見てみると、そこには可愛らしいきのこがひょっこりと顔を出していました。
隣にはゼンマイのような形をした植物が。
そのどれもが青白く、優しく輝いて神秘的な雰囲気を醸し出しています。

決して強い灯りではありませんが、道を示すには十分な輝き。
以下略



46:名無しNIPPER
2016/11/18(金) 17:39:59.92 ID:17MCLoxu0
しばらく歩くと、広いところに当たりました。
未だ洞窟の中、相変わらずぼんやりとした光の群れ。
そして、その光に照らされた湖。

水面にぼんやりと青白い光が浮かび上がっています。
以下略



47:名無しNIPPER
2016/11/18(金) 17:40:33.84 ID:17MCLoxu0
水に手を付けてみると、ひんやりと冷たさが指先に染みていきます。
それを手でひとすくいして、そのまま顔に。


ぱしゃあ。
以下略



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