48:名無しNIPPER[sage]
2016/11/20(日) 10:17:16.12 ID:XWVwb4LJo
最近こういうシュチュエーション見るとウラン鉱脈を見つけてしまう想像しちゃう
49:名無しNIPPER
2016/11/25(金) 15:33:23.22 ID:SSHMbeA80
さっぱりしたところで、また先に進みましょう。
お魚さんに別れを告げて更に奥へ。
幻想的な景色の中を歩き始めて程なく、発光植物の数が減り始めました。
それに代わるように、赤い鉱石がこれまた薄暗く洞窟の中を照らし始めます。
50:名無しNIPPER
2016/11/25(金) 15:33:52.27 ID:SSHMbeA80
場所が変わりつつあるのでしょう。
あの寒い冬山から、また別の場所へ。
壁によって鉱石に手を当ててみると、火傷するような強い熱を感じました。
不思議な鉱石です。
51:名無しNIPPER
2016/11/25(金) 15:35:32.96 ID:SSHMbeA80
わずかに表面が露出している程度だった鉱石の主張が激しくなって、壁から飛び出るように出来ている物すら見かけるようになりました。
所々に出来ている穴からは、もやもやと水蒸気のようなものが噴き出しています。
額に触れると、じんわりとにじむ汗。
しばらく前の冷たい空気が恋しくなってきました。
52:名無しNIPPER
2016/12/02(金) 17:01:03.35 ID:eCIbGQaN0
探し始めて程なく、祠のようなものを見つけました。
木ではなく石で出来たそれは、既に風化が進んでおり所々欠けてはいますが、それでもなおこの場所と相まって神々しさを感じさせてくれます。
祠に積もっている灰を払い、少し手を合わせて祈ります。
特に願いはなかったので、ふんわりとしたお祈りになってしまいましたが。
53:名無しNIPPER
2016/12/02(金) 17:01:46.14 ID:eCIbGQaN0
かさり、と近くで何かが動く音。
目を向けると体に宝石の埋まった、綺麗なトカゲのような生き物。
私に気付いてかは分かりませんが、どこかを目指して行きます。
せっかくなのでついていくことにしました。
54:名無しNIPPER
2016/12/02(金) 17:02:34.24 ID:eCIbGQaN0
出来ることならばもっと眺めていたかったのですが、残念ながらここで終わりのようです。
私には入れないような、小さな穴倉の中へと入って行きました。
あの生き物の巣なのでしょうか。
そして、その穴のそばには上へと繋がる階段が。
55:名無しNIPPER
2016/12/10(土) 20:02:23.49 ID:r6vzmOy20
階段を上って行きます。
先程までとは違い鉱石の灯りがありません。
僅かに届く光を頼りに見てみると、松明を立てかけるような金具と、そこに刺さった炭。
昔はここに、煌々と灯りがともっていたのでしょう。
56:名無しNIPPER
2016/12/10(土) 20:05:19.73 ID:r6vzmOy20
外から差し込んでくる光。暗がりに慣れた目には眩しいものです。
あと、少し。あとーーー。
急に視界が揺らぎます。
57:名無しNIPPER
2016/12/10(土) 20:06:17.34 ID:r6vzmOy20
再び夢のなか。モノクロームの世界。
森の奥の小屋の前、可愛らしい赤ちゃんを胸に抱いた女性が微笑んでいた。
雨の降る戦場。どこかの兵隊が、守れなかった街の前に立ち竦む。頬に伝って居るのは涙か雨か。
それは彼にしかわからない。
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