過去ログ - とある少女のおはなし
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61:名無しNIPPER
2016/12/24(土) 17:01:05.12 ID:NRwNKGCf0
見上げると一面灰色の空。
雨が降る・・・程でもなさそうですが、厚ぼったく広がるそれは、太陽の光を遮って世界を暗く濁らせていました。

足元を眺めると、綺麗に敷き詰められていたはずのレンガは砕けて窪み、気をつけて歩かないと転んでしまいそうです。

この街から人がいなくなって、どれだけの時が経ったのでしょうか。
おそらく美しい街だったはずのここは、既に朽ちてしまったようです。



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