過去ログ - とある少女のおはなし
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61:名無しNIPPER
2016/12/24(土) 17:01:05.12 ID:NRwNKGCf0
見上げると一面灰色の空。
雨が降る・・・程でもなさそうですが、厚ぼったく広がるそれは、太陽の光を遮って世界を暗く濁らせていました。

足元を眺めると、綺麗に敷き詰められていたはずのレンガは砕けて窪み、気をつけて歩かないと転んでしまいそうです。

以下略



62:名無しNIPPER
2016/12/24(土) 17:01:31.32 ID:NRwNKGCf0
街の外れの方へやってきました。
中の方と比べて、より一層寂しい雰囲気を感じるのは。
やはり墓地があるからでしょう。

墓を囲う鉄柵は形こそ保っていますが、錆び付いて。
以下略



63:名無しNIPPER
2016/12/24(土) 17:01:57.62 ID:NRwNKGCf0
ここの墓地にはどれだけの死者が眠っているのでしょうか。私にはわかりませんが。
せめて安らかに眠れるよう、黙祷を捧げていきましょう。


ーーー。
以下略



64:名無しNIPPER[sage]
2016/12/28(水) 05:08:58.79 ID:ex87G4nC0



65:名無しNIPPER
2017/01/02(月) 17:42:44.92 ID:eYqwq5Ea0
街を離れてしばらく歩くと、綺麗な平原にやってきました。
いつの間にか空も晴れて、青い空と白い雲、緑色の平原が美しく彩られています。

そしてその中に小屋が一軒。
木造の小綺麗なその建物は、この今まで見た物の中で珍しく風化していませんでした。
以下略



66:名無しNIPPER
2017/01/02(月) 17:50:00.64 ID:eYqwq5Ea0
きぃ、と音を立てながら扉を開けると香るコーヒーの匂い。
カフェだったのでしょうか。並べられたテーブル、カウンター、奥のキッチンには瓶に詰められたコーヒー豆。
大きく作られている窓からは、外の景色を良く見ることが出来ます。

椅子に腰掛け、机に寝そべると微かに感じる木の匂い。
以下略



67:名無しNIPPER
2017/01/02(月) 17:50:35.98 ID:eYqwq5Ea0
とても優しい空気が流れています。
一人でも、孤独を感じさせないような。暖かく包まれているような。
まるで時間の流れから切り離されているかのような、とてもゆったりとした気持ちになります。

やらなくてはいけないこと、急がなくてはいけないもの。
以下略



68:名無しNIPPER
2017/01/02(月) 17:51:08.61 ID:eYqwq5Ea0
意識がぼんやりとしてきました。
大きく息を吸って、吐いて。

目を瞑ると視界が遮られて、匂いと音が強く感じられて。
そして。
以下略



69:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:37:09.39 ID:OUoPr5qa0
どこかの町。夕暮れ。
子供達が思い思いのところで遊んでる。
公園、グラウンド、友達の家。
キラキラした笑顔。まだ声変わりしていない、高い声。
ずっと続けば良いのに、なんてことも考えずただ遊ぶ。
以下略



70:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:37:36.63 ID:OUoPr5qa0
夜。人気のない公園。
誰かが1人、ベンチに座って空を眺めてる。
時折通りかかる人は皆、早歩きで足元を見つめてた。
上には星が出ていて、月も輝いて。その間を縫うように雲がゆっくりと流れてて。
ありふれた景色。それをじっと眺めてる。
以下略



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