過去ログ - とある少女のおはなし
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69:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:37:09.39 ID:OUoPr5qa0
どこかの町。夕暮れ。
子供達が思い思いのところで遊んでる。
公園、グラウンド、友達の家。
キラキラした笑顔。まだ声変わりしていない、高い声。
ずっと続けば良いのに、なんてことも考えずただ遊ぶ。
以下略



70:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:37:36.63 ID:OUoPr5qa0
夜。人気のない公園。
誰かが1人、ベンチに座って空を眺めてる。
時折通りかかる人は皆、早歩きで足元を見つめてた。
上には星が出ていて、月も輝いて。その間を縫うように雲がゆっくりと流れてて。
ありふれた景色。それをじっと眺めてる。
以下略



71:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:38:04.66 ID:OUoPr5qa0
ーーー目を覚ますと、今度は砂浜に横たわっていました。

サラサラとした、指の隙間から抜けていくような砂。寄せては返す波は、触れるとひんやりとしています。
先ほどとは違い、吹き付ける風には強い潮の香り。
日が暮れかけた空は、桃色と紫色の絵の具を混ぜたような、微妙な色合いを醸しています。
以下略



72:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:38:40.81 ID:OUoPr5qa0
何処となく感傷的になるような。
胸がモヤモヤと、霞みがかっているような。

この海はどこまで広がっているのでしょうか。
ただただ弓なりに広がる水平線。
以下略



73:名無しNIPPER
2017/01/18(水) 15:39:15.72 ID:OUoPr5qa0
どこかふわふわとした気持ちのまま、ぼんやりと砂浜を歩きます。
しゃく、しゃく、と砂が沈んでは押されて音を立てて。
そうして出来た私の歩いた跡は、波に覆われ隠されていきます。
私の前にも、後ろにも道はありません。



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