過去ログ - 勇者「かつて勇者の座を競った親友が鍛冶師になっていた」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 18:12:13.73 ID:nnizistYo

魔王討伐の旅の最中、勇者はある問題に直面していた。


「これから先の戦いでは、もうこの剣は通用しないだろう……」


勇者はこれまで、王から授かった国宝の剣を得物としていた。

騎士の鎧すら軽々と切り裂く名剣であるが、鋼鉄以上の硬度を誇る中級魔族や上級魔族を相手にすると、
やはり心許なさが浮き彫りになる。


剣の性能を腕で補うことで、どうにか勝利してきたが、それも限界に近づきつつあった。


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