過去ログ - 勇者「かつて勇者の座を競った親友が鍛冶師になっていた」
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 18:12:13.73 ID:nnizistYo

魔王討伐の旅の最中、勇者はある問題に直面していた。


「これから先の戦いでは、もうこの剣は通用しないだろう……」


勇者はこれまで、王から授かった国宝の剣を得物としていた。

騎士の鎧すら軽々と切り裂く名剣であるが、鋼鉄以上の硬度を誇る中級魔族や上級魔族を相手にすると、
やはり心許なさが浮き彫りになる。


剣の性能を腕で補うことで、どうにか勝利してきたが、それも限界に近づきつつあった。


SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 18:16:06.98 ID:nnizistYo

勇者はふと、数日前に立ち寄った町で耳にした話を思い出した。


「そういえば、この地方には……まだ若いのに天才といわれる鍛冶師がいると聞いたな」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 18:19:40.29 ID:nnizistYo

鍛冶師がいるという町にたどり着き、仲介役に手続きをしてもらうと、
やはり先約が大勢入っていることが分かった。

それをまともに待っていたのでは、新しい剣が手に入るのはおそらく半年以上先になる。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/09/22(木) 18:23:17.57 ID:nnizistYo

工房は想像していたような古びた建物ではなく、
真新しい建築材で作られた、いかにも新進気鋭といった風情がただよう施設であった。


以下略



42Res/14.21 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice