過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカ「友情は瞬間が咲かせる花であり、時間が実らせる果実である」
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25:名無しNIPPER
2016/09/24(土) 02:17:52.88 ID:+3HHJ9Wn0
〜〜

「残念ながら10連覇は逃してしまったが、記録はいつか止まるもの。そして、準優勝は立派な記録だ。みんな、胸を張れ」



大きく息を吸う。

吐く。

軽く握った拳を握り直し、ドアを三回叩いた。

暫く待って、反応が無いのでもう一度叩こうとしたその時。

「……エリカ、さん?」

ドアが開き、向こう側からパジャマ姿のみほの半身が姿を現した。

学校が終わってから来たので夕暮れ時ではあるのだが、中は薄暗い。

カーテンから何から閉め切っているのだろう。

「……そうよ。ずっと学校にも来ないから、わざわざ様子を見に来てあげたの」
「え、と……ありがとう、エリカさん。いらっしゃい」

招かれるままに室内へ、小さなクッションの上へと腰を下ろす。

ベッドの上に腰を下ろしたみほの顔をよく見ると青白く、目の下に大きく隈が出来ていた。

「……顔色、悪いわね」
「そう、かな」
「ええ。ご飯食べてるわけ?」
「あんまり。食欲なくて」
「でしょうね。でも、ダメよ。体壊すわよ」
「うん……」

全国高校生戦車道大会の閉幕から10日あまり。

つまり、私達がみほの所為で負けてから10日あまり。

「……久し振りね。少しは落ち着いた?」
「うん……小梅さんは?」
「アナタと同じ。あれからずっと学校休んでるわ」

私達が会うのは、あれから初めての事。。

みほはずっと学校に姿を見せず、それは戦車道でも同じ。

その判断は間違ってはいないでしょうね。

今学校に来たってロクなことにはならない。



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