6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/09/25(日) 21:43:51.33 ID:yBifwRVVO
泉「………」
P「………」
会話が途切れ、しばらく無言のまま時間が流れる。
けれど、気まずい雰囲気じゃない。泉は穏やかな顔つきで窓の向こうを眺めているし、俺もそんな彼女の顔を見つめているだけで退屈はしない。
……もっとも。出るところが出た美少女と密着していると、たとえ相手が10コくらい年下だろうが、男の欲望めいたものがもぞもぞと顔をのぞかせてしまうのだが。
P「いかんいかん。相手は担当アイドルだぞ」
泉「プロデューサー? どうかした?」
P「え? あ、いや、なんでもないぞ」
泉「でも、なにかつぶやいていたような」
やっぱり、迷惑?
首をかしげて、俺に問いかける泉。
当然そんなわけはないので、誤解を解くべく何か言わなければ。
P「あ、あれだ。どうせなら、俺の膝に乗ってみるか、なんて……」
しまった。つい心の底に眠っていた男の欲望が口をついて出てしまった。
馬鹿か俺は、いくらなんでもこんなごまかし方が許されるわけ――
泉「……いいの?」
P「え?」
泉「プロデューサーが、いいなら……お邪魔します」
え、ええええ。
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