過去ログ - 【ミリマス】765プロ昔話『だいくとおにろこ』
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 23:57:10.62 ID:COmojWpi0
二人の声に負けじと川は音を立ててどうどうと流れます。
川淵に向かい合う鬼と大工は、身を乗り出すようにして互いに相手の目を見すえておりました。
鬼「ブレイブリィなカーペンターさん、そろそろ人がやってきます。次が最後のつもりで答えてみなさい」
以下略
22
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 23:57:39.89 ID:COmojWpi0
恵美「お前の名前は、ろこだ。橋を架けたは、おにろこっ」
次の瞬間、鬼はうーっとうめくような声を出して川底へと姿を消していきました。
以下略
23
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/27(火) 00:03:22.94 ID:WPhsKt5Q0
川は、さきほどと変わらずにどうどうと音を立てて流れています。大工の見つめる淵に浮かび上がってくるものはなにもありません。
大工は、鬼の出てきた淵に向かって言いました。
恵美「ろこ、出てきなよ。あんたに話がある」
以下略
24
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/27(火) 00:06:54.87 ID:WPhsKt5Q0
むかしむかし、あるところに流れの早い川がありました。大雨が降った日などは、どうどうと流れる水が橋をくだき、ひしゃげさせながら押し流していきました。
何度橋をかけなおしても同じことがくりかえされるので、困った人々は相談して、とある大工に丈夫な橋をかけてもらうことにしました。
そうして立派で丈夫な橋を架けた、この大工。もとより腕が立つと評判の職人でしたが、橋を架けてからはますます評判になっていきます。
以下略
25
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/27(火) 00:10:56.03 ID:WPhsKt5Q0
亜美「おいおいお前さん、そう何度も歌ってるのを見ているってのに、どうして最初の一回でやめておかないんだい」
真美「だってだって。ずいぶん楽しそうにしているんだから、怖くたってついつい見に行ってしまうだよう」
亜美「へえ。楽しいっていうのは、どんな感じなのさ」
以下略
26
:
◆Jnlik0MEGA
[sage]
2016/09/27(火) 00:16:32.95 ID:vcnBJQxz0
ルンペルシュティルツヒェンみたいな話日本にもあるんだね
乙です
>>1
所恵美
以下略
27
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/27(火) 00:22:27.42 ID:WPhsKt5Q0
『大工と鬼六』は大正時代にできた創話が元だそうですが、例によって色んなバリエーションの話がありました。
そういうわけで、自分の力量不足も手伝い変な物語になってしまった気がします。子供の頃に読んだお話を好き勝手に変えていくのは、難しくも楽しかったです。
読んでくださった皆さま、ありがとうございました。
以下略
28
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/27(火) 06:38:47.65 ID:5ZQtm8MDO
昔話と思いきや大正時代の創作とは驚きだな
あの頃にヨーロッパの昔話が伝わって、そこから着想を得るのが流行ったのかな?
芥川龍之介の「煙草」だって同じように名前を当てる話だし
29
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/27(火) 14:34:07.80 ID:ZaRu7cZfO
おつ
アイボールが一瞬わかんなかったわwwww
30
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/27(火) 17:09:59.64 ID:R/Tu0zd/O
乙
おにろこ俺も会いたい
31
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/27(火) 19:25:32.17 ID:+do/kCMgo
おつおつ
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