過去ログ - フレデリカ「最後のデートごっこ」
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8: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/09/28(水) 00:37:33.90 ID:/4HhEtAk0
「思い出したくない事が頭の片隅に浮かんできた時は、反対の事を叫んで誤魔化すもんなんだよ」
「プロデューサーってプロデュース業嫌いなの?」
「朝起きるのしんどい」
社会人の素直な意見。
仕事自体は嫌いどころか大好きだ。
その点に関しては問題イナフ。
問題イナフの無さそうでありそう感は凄い。
ただやはり、最近涼しくなってきて布団を引っ張り出してから抜け出すのに時間が掛かるようになった。
夏の冷房、秋の布団、冬のコタツ、春は曙。
なんやかんやどの時期でも朝と言うのは辛いモノではあるが。
恐らくその後に待ち受ける通勤ラッシュも、心の重さに一役買っていると思う。
「まぁそれはさておき、折角の休みだから一旦思考から追い出そうとな」
「…フーン…フーン…」
「なんだ、何かあったか?」
「フフーン!」
なんだ、何時ものか。
勘のいいフレデリカの事だから、もしかしたら何か感付いているかもしれないけれど。
実は気の回る大人なフレデリカだからそこ、そこに突っ込んでは来ないだろう。
それか…
「仕事で何かあったのー?」
「…ありがとう。言いやすくなったよ」
ほんと、よく気の回る女の子だ。
こうやって、気を使ってくれて。
ちょっとでもそんな素振りを見せたら、どんなに話を逸らしても無駄だったか。
「…取り敢えず、何か頼もうか。ついでにビール飲みたい」
「だーめ、フレちゃんミルクオレがいいなー」
「じゃあ俺麦ジュースアルコール入りで」
「進まないし料理から決めよっかー」
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