1:名無しNIPPER[sage]
2016/09/28(水) 13:47:50.89 ID:8hvf5nw4o
千秋「ええ」
P「何言ってんだ、お前」
千秋「大事な事よ」
P「大事な事だけど俺達が決めることじゃ……あ、アイドルとしての方針のことか。
俺はてっきり将来設計みたいなものを想像したよ」
千秋「将来設計のことよ」
P「何言ってんだ、お前」
千秋「大事な事でしょ」
P「大事な事だけど俺達が決めることじゃ……いや、何かループしてるな」
千秋「そんなに驚くことかしら」
P「そりゃ驚くだろ。自分のアイドルが他のアイドルの将来について相談してきたら」
千秋「でも佐城さんには間違った道を歩んでほしくないの」
P「俺もそりゃそうだけど。そもそも雪美の両親に話すべきことだろ。こういうことは」
千秋「佐城さん、クリスマスはいつも一人で過していたそうね」
P「言いたいことはわかった。それでどうして急にこんな話を?」
千秋「佐城さんはまだ十歳。多感な時期だと思うの。今は親元から離れて女子寮でいつも楽しそうに
過しているけど、何が悪影響を及ぼすかわからないわ。もちろん私も見張っているけどね」
P「それじゃあまるで悪影響の元が身近にあるみたいじゃないか」
千秋「そうね、例えば双葉さんは良くないと思うわ。私の同郷ではあるけれど」
P「杏か。杏の影響を受けた雪美ねぇ……」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/09/28(水) 13:48:22.98 ID:8hvf5nw4o
「やっと終わった……」
山積みになっていた仕事を全て片付けて、大きく伸びをする。時計を見ればもうすぐ十一時だ。
家に帰るころには日も変わり、風呂に入って明日のためにすぐに寝なければいけない。いっそのこと
事務所に泊まってやろうかと思いながら立ち上がり、誰もいない事務所を見渡す。既にちひろさんは
3:名無しNIPPER[sage]
2016/09/28(水) 13:48:49.19 ID:8hvf5nw4o
「おい、着いたぞ。降りろ」
揺すりながら声をかける。太ももの感触を味わっている余裕も当然ない。しかし反応が芳しくない。
どうやら汗まみれの背中で寝ているらしい。道中静かだったのは昔からの物静かな性格ゆえではなかった
ようだ。どうしてこんなだらけた性格になってしまったのか。このぐらいならぎりぎり許せても、気分が
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