過去ログ - 【モバマス】まゆ「ママゆ」
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18: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2016/09/28(水) 18:34:10.04 ID:UB/pX29A0
「へぇ、それで……」
「流石に一人になるとわかっていて帰すわけにもいきませんでしたし……」
「うーん、そうだよね……あ、でも連絡とかプロデューサーさんにしないとね。ってまゆちゃんならもうしてるかな」
「…………」
「まゆちゃん?」
「まゆとしたことがすっかり忘れてました……それに仁奈ちゃんのお母さんにも何かしら連絡いれとかないと、もしも早く帰ってきたりしたら大変です!」

 慌てたように湯船から立ち上がったまゆを美穂は慌てて止めた。

「だ、大丈夫だよ!お風呂からあがってからすぐ連絡すれば!」
「で、ですが……!」
「それに仁奈ちゃんのお母さんの連絡先はたぶん仁奈ちゃんしか知らないし、お風呂あがりにするしかないんじゃないかな」

 そう聞いて、まゆは少し間をおいて再び湯船に身体を沈める。

「……そう、そうですね。すいません、慌ててしまって」
「どうしたでごぜーますか?」

 そんなやり取りを知るか知らずか仁奈は泳ぐように二人に近づいてきた。美穂は何事もなかったかのようにしながら仁奈に返事をする。

「ううん、なんでもないの。それよりも熱くない?大丈夫?」
「ちょうどいい湯加減でごぜーます!」
「それじゃ、もう少ししたら上がりましょうか。のぼせちゃうと大変ですし」

 そうだね、と美穂が相槌を打つ。それと同時に仁奈が口を開いた。

「あっ、じゃあ仁奈が数を数えるでごぜーますよ!」
「わ、懐かしいなぁ。私も昔は上がる前に数えてたっけ」
「懐かしいですねぇ……」

 仁奈はまゆと美穂の間に入り込むような形で背中を預けるようにひっついてきた。
 まゆは髪の長さゆえに湯船に広がるように浮いている仁奈の髪の毛に気づくとそれを櫛ですくような動きで触り整えていた。

「いーちっ!にーっ!」

 浴室にはおよそ一分間、元気な声が響き渡った。


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