31: ◆JfOiQcbfj2[saga]
2016/09/28(水) 18:45:35.00 ID:UB/pX29A0
「仁奈はここにいるですよ!」
『お、おお、元気そうだな。いや、本当メールを見て心底驚いたよ……』
「まゆも驚きましたよぉ、すごく」
『いや、本当まゆがいてくれてよかった。でもどこで会ったんだ?今日は事務所まで来てなかったはずだが』
「え!?えっと、それは……」
まゆは言葉に詰まってしまった。
そういえば気をつかわせないために事務所の近くにいないと本来伝えていたことを思い出したからだ。
どう返答したらいいかと迷っていると話を聞いていた仁奈は首を傾げながら代答してしまう。
「まゆおねーさん事務所の前にいたですよ?」
「に、仁奈ちゃん……!」
『……まゆ、やっぱり近くまで来てたんだな。気をつかってもらったみたいですまん』
「いえ、そんな……」
『埋め合わせだけじゃ足りないな、まゆがいてくれて本当によかった』
「プロデューサーさん……」
「まゆおねーさん、仁奈もプロデューサーと話してーです!」
「あ、そうですね。じゃあこうしましょうか」
そういうとまゆは携帯の画面のスピーカーのボタンを押す。
「プロデューサーさん、何か話してみてもらってもいいですか?」
『ん?どうした?』
「おー!さっきより声がでけーです!」
ああ、スピーカーに変えたのか。とプロデューサーの納得する声。
「プロデューサー、今日仁奈、まゆおねーさんと美穂おねーさんにすんげー遊んでもらったですよ!」
『お、美穂もいたのか。よかったなー』
「それでですね、でけーお風呂といっぱいのご飯とお菓子が――――」
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