過去ログ - 天の原ふりさけ見れば春日なる...
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14: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 22:47:36.88 ID:NypoJ6GT0
武蔵がまだ提督の頭をつかんだまま離す気がないようなので、バッと提督は慌てて武蔵から体を離す。

五月雨「ちょっと武蔵さん!?何を言ったんですか、提督、提督!何を言われたんですか!」

提督「大変魅力的な提案だが・・・、辞退させてもらう」

武蔵「そうか・・・・、残念だが仕方あるまい。こうなったら実力行使でいくしか「そこら辺にしておけ」

長門「場にそぐわない話をするんじゃない。武蔵」

長門が後ろから肩を掴んで提督から遠ざける。

長門「うちのものが無礼をした。後で言って聞かせる」

提督「ん、あ、ああ、大丈夫だ。これぐらいのことでどうこうするつもりはない」

五月雨「提督、何を言われたんですかぁっ」

五月雨が涙目になっていた。

提督「違う、本当に大したことじゃない!お前が心配するようなことは言われてないよ!」

五月雨「私は何を言われたのかを聞いてるんです!答えてください!」
陸奥「あら、五月雨ちゃん?元気にしてたの?舞鶴の提督に随分ご執心なのね?」

提督へなお食い下がろうとする五月雨へ今度は陸奥が絡んできた。

五月雨「陸奥さんまで!駄目です、今は提督と大事なお話をしてるんですから、いくら陸奥さんでも邪魔は駄目ですよ!ね、提督、さっき何を話してたのか」

教えてくださいと陸奥から視線を戻すと、そこに提督の姿はなかった。

五月雨「あれ、提督?」

提督はどこかとさっと探してみると、部屋の隅で大和と話している所だった。

五月雨「もう・・・」

諦念の混じった視線で見つめられていることに気づかず、提督は大和と話をし始めた。

近づいた提督に気づいた大和が提督に話しかけた形である。

大和「私が来るとは思いませんでしたか?」

提督「来てもおかしくはないと思ってはいたが、俺はお前の参加を許した伊藤元帥の真意を問い質したいところだ」

大和「一度は裏切った仲ですもんね」

提督「その話を軽々しく持ち出してくる辺り、不信感は募る一方だなんだが・・・」

大和「なら、私を艦隊の一番後ろに置いてくれてもいいですよ。殿として信頼されるような活躍をします」

提督「そこで俺がおおそりゃすごい!とかいって許すとでも思ってる辺り深海棲艦と似たような頭空っぽ野郎だ。殿なんて任せるわけないだろう。お前は一番前で頑張ってくれ」

大和「一番前ですか?」

提督「いや・・・、やめておこう。普通に武蔵の隣でいいな。そこが一番安心できる」

大和「結構用心深いんですね」

提督「そりゃそうだろ」


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