42:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:33:51.08 ID:6BNWGd8K0
「……三葉が綺麗すぎて、時々幻みたいにふっと消えちゃうんじゃないか、って思うよ。
でも例え三葉が世界中のどこに行ったって、俺は必ず会いに行くよ」
――いつか言ったような、伝えたかったかも知れない言葉だ、と不意に思った。
何故かは分からない。
でも、絶対に言わなきゃ駄目な言葉だ、とも思った。
「何が何でも幸せにするよ、三葉」
だから。
「ずっと一緒に居よう、三葉。
ずっと二人で生きよう、三葉。
……結婚しよう」
顔が赤い。心臓がバクバクしている。体は震えている。
それでも俺は一世一代のプロポーズを、何とか噛まずに、三葉から目をそらさずに、きちんと言えた。
「……瀧君」
たっぷり30秒は黙ったあと、三葉がゆっくりと口を開いた。
「あのね、瀧君
……ずっと二人は、ちょっと嫌かな」
「……えっ……」
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