過去ログ - 水本ゆかり「清澄」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/10/18(火) 23:22:43.99 ID:snFV7Fpq0

 レッスンのお休みを待って、私はひとりでスタジオにこもることにしました。
私にとって最も馴染み深い方法を試してみることにしたのです。

 両手の指で挟んだ、心地良い銀の重み。

 斜めに構え、唇を寄せた歌口。

 その縁へ溜めた息をぶつけると、渦を成した気流がすぐさま440 Hzとなって部屋を震わせました。



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