3:名無しNIPPER[saga]
2016/10/18(火) 23:23:24.10 ID:snFV7Fpq0
胸まで満たす、ふくよかな木管の響き。
自らの吐息が空間を音楽に染め上げていく感覚。
プールに入る前に水を浴びるように、私はゆったりとAに身体を慣らしました。
目を閉じると、音の向こうに新しい地平線が開けていくのです。
まだ何もない、白色の、フラットな世界の広がり。そこで音が止むと、
ふっ、
と緊張が引かれ、ざわついていた期待と不安は、始まりを察した観客のように静まりました。
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