11:名無しNIPPER[sage]
2016/10/19(水) 01:28:11.00 ID:QB1AagmFO
聴き終えると、イヤホンをはずし、プレイヤーを真姫のもとへ返す。
「いいですね」
海未は率直な感想を述べた。
「…でも、まだ納得いかないとこがあるのよね」
真姫は懸命に照れを隠しつつ、困り顔を作りながらそう言った。
「私を呼んだのは、歌詞のイメージをつかむため、でしたか」
「そう。いろいろ聞きたいことあるの」
「私は、いつも通り真姫が解釈して曲を作ってくれればいいと思うのですが」
「今まではそうだったけど……今回は行き詰っちゃって。この際作った本人にいろいろ聞こうって思ったの。その方が早いでしょ?」
海未は、真姫が曲を作る際に自分の歌詞をいつも懸命に解釈し、今回は自分に聞いてまで歌詞に向き合ってくれていることを、嬉しく思った。
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