過去ログ - 高垣楓「夢と現を、月見で一杯」
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24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/23(日) 08:52:42.39 ID:uhMwzG8T0

「私時々、お仕事中の貴方とそうでない時の貴方、どちらが本当のプロデューサーか聞きたくなります」

「どっちも。ただ、勝手の違いに戸惑ってるんです」

「……それで、何が妙なんです?」

 まったくしょうがないですねといった様子で、楓がその場に立ち止まって体を向ける。
 するとプロデューサーは、まるで怪談話でもするようなトーンの声で話し出した。


「気づきません? 俺たちはこれだけ屋台に近づいてるのに、ぷんともすんとも、食べ物の匂いがして来ない」

「それは屋台を囲んでる、戸板とビニールシートのせいでしょう」

「まさか!」

 プロデューサーが、そんなわけあるはず無いと強く否定する。


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