過去ログ - 理樹「次に目を開けると深夜を徘徊する老人となっていた」
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24:名無しNIPPER[saga]
2016/10/27(木) 21:49:42.27 ID:wZeKWuFS0
恭介部屋

理樹(僕らは2人きりで話し合うことにした)

恭介「ふう……やっと落ち着いて話し合えるな」

理樹「それなんだけどさ、なんで君はあの人に事情を話そうとしたら止めたの?」

理樹(先ほど朝ご飯を食べている途中、僕は思い切って彼女に今の僕を話そうとした。するとその気配を察知したのか恭介に目で静止されたのだ)

恭介「仮にあんたが本当に中身だけタイムスリップしたとしよう。だがそれを母さんが信じると思うか?しかもその話がもし親戚の誰かに広まろうものならきっと爺ちゃんを老人ホームに入れようって話になるに違いない。そしてずっとそこで監禁されるのがオチだ」

理樹「うう、確かに……」

理樹(恭介の意見は的を得ていた。まるで本物の……あちらの恭介のように頭が回る)

恭介「それにしてもおかしいな……」

理樹「えっ?」

恭介「ほら、人がボケるのってだいたい断片的にだろ?曖昧に昔に戻っても、しばらくすればまた元に戻ったりする。だのに今のあんたはずっと若いままの鮮明な意識を保っているんだ。だから普通の認知症とは思いづらいんだよ」

理樹「だから僕はボケてないって!」

恭介「また別の精神病か……?」

理樹「もー!」

恭介「あははっ、悪い悪い。じゃあ次は逆に爺ちゃんが自分はまともだって思う理屈を聴かせてくれよ」

理樹「僕の理屈?」


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