過去ログ - 【デレマス】のぼる棟方さん
1- 20
1:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 04:29:45.12 ID:1Oi5Yjiv0
*初投稿です。慣れるまでは短く区切って投稿します。



「アイドルに興味はありませんか?」

そう言ってあたしに名刺を差し出してきたスーツ姿の男性は、上京して間もなく346プロ所属のアイドル候補生となったあたしの担当プロデューサーになった。


両親の反対を押し切り、無茶を通してまでアイドルになった理由は、アイドルになったら『女の子といっぱいお友達になれそう』だったからだ。家族のことはみんな大好きだし、離れて暮らすのは寂しいけど、実家の青森には同世代の女の子との触れ合いが壊滅的に少なかった……。

同級生四人だけとか何の冗談なの。

その数少ない同級生の一人から『お山の求道者(へんたい)』と呼ばれ忌み嫌われていた、あたしことーー棟方愛海(むなかたあつみ)が新たなる天地を求めて誘われたのは、大都会、東京だった。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 04:32:17.52 ID:1Oi5Yjiv0



日本の首都といえば、東京だ。東京といえば、東京バナナのイメージ。東京バナナといえば、美味しくてやわらかーい。美味しくてやわらかーいといえば、女の子のお山(ハートマーク)。

以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 04:40:16.32 ID:1Oi5Yjiv0


「まずはご自分の置かれている立場を再確認して引き続きアイドル活動に励みましょう」

そう言ってあたしに説明を始めたスーツ姿の厳つい見た目の男性は、346プロ所属のアイドル候補生となって一ヶ月が経ったあたしの担当プロデューサーだった。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 04:56:06.77 ID:1Oi5Yjiv0


「……ごめんなさい……プロデューサーさん……」

そうだった。言われて気づかざるを得なかった。本当に反省すべきはわたしのほうだった。今日に至るまで、自分でも省みる点が多すぎて謝る気なんてまるでなかったのに謝罪の言葉が自然と口に出ているほどには、アイドルとして不出来で不甲斐ない自分がいた。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 04:58:27.96 ID:1Oi5Yjiv0
眠いので投稿はとりあえずここまで。
続きは明日の夜にします


6:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 08:00:05.84 ID:1Oi5Yjiv0


ダンスレッスンとヴォーカルレッスンは、始まって早々にわたし一人だけ体力向上レッスンと称して、その内容が一部変更になったし(鬼コーチならぬ鬼トレーナー命名)。

早朝のラジオ体操という健康的な運動から始まるそのレッスンは、鬼コーチと一緒に声を出しながらの外周ランニング(なんの苦行だ)に続き、鬼コーチの一存でそれが終わると、今度は室内のレッスンルームに移動して腕立て伏せや腹筋、その他諸々の筋トレ、流れで体幹とやらを鍛えるトレーニングもするんだ。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 08:11:58.51 ID:1Oi5Yjiv0


『いい加減、身体が慣れてくれないとそろそろアイドル辞めるレベル』とかツイッターの匿名読み専アカウントに気づいたら愚痴ツイートしてるレベルには、色々しんどいし、辛いし、泣けるし、今もその状況は変わらない。

あと、すごく重要なことなんだけどーー当初期待していたほど、アイドルのお山に登れてないんだけど!眺めるだけじゃ満足できないよ!寂しいよ!アイドルになる前は自由に登れてた地元の女友達のお山が恋しいよ!
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2016/10/25(火) 12:10:38.68 ID:lpuJD7q4O
Kさんで貧乳か
誰だろう


9:名無しNIPPER[sage]
2016/10/25(火) 12:16:25.24 ID:eWykub3ZO
意地悪言いそうで逆にイタズラされるのには弱そうなKosekiさんかね


10:名無しNIPPER[sage]
2016/10/25(火) 13:05:59.84 ID:5+mCxnZi0
将来スカイダイビングや海で素潜り漁しそうなKさんかもしれん


11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/25(火) 13:27:38.93 ID:OF8rgeiqo
こんちきだったら、それは嘘泣き

まさかのksrgさん(72)だったらどうしよう


12:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 23:46:40.43 ID:1kbaaC8uO
Kさんが誰なのかは置いといて、作中でKさんの両のお山が再び踏破される確率は上がりました(本筋と関係ない)

作品更新します。


13:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 23:57:28.02 ID:1Oi5Yjiv0


……話がだいぶ逸れてしまったから戻すけど、プロデューサーさんの言うとおり、確かにアイドルとしての自覚なんてもの、あたしには今もない。

あたしは、女の子なら誰もが一度は憧れる『アイドル』。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/10/26(水) 00:40:27.28 ID:sqB/Yocc0


……そんな体たらくで、この先どうやってファンの人達に『棟方愛海』というアイドルの魅力をアピールしていくんだろうね?

そもそも、あたしに人を惹きつけるほどの魅力なんてあるのかな……?もうわかんないや。どうだっていい。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/10/26(水) 03:59:25.62 ID:sqB/Yocc0
涙に濡れてぼやけた視線の先に、黒いハンカチーフが写り込んでそっとまぶたに押し当てられた。


「そんな素敵な笑顔は、今も全く変わっていません」

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/10/26(水) 04:21:09.51 ID:sqB/Yocc0
アイドルになって一カ月ーー今もまだ自分がアイドルをやっているという自覚は薄いけど……正直、この先もキツイトレーニングとか忙しいお仕事はそこまで好きになれそうにないけど……あたしはアイドルでいることを諦めない。

プロデューサーと一緒に登っていく、って決めたから。

いつの日か、自分もファンのみんなも笑顔になれるような……そんな立派なトップアイドルを目指して頑張っていくって。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/10/26(水) 04:28:00.21 ID:sqB/Yocc0
※お知らせ
次回更新はまた夜頃だと思います。
あと、まだまだお話は続きますよ!全体の流れとしてはお話の四分の一くらいが終わったところかな。別にプロットなどは書いてない成り行きまかせなのでどうなるかわかりませんけど。それでも良かったら今後の更新もお付き合いください、以上。


18:名無しNIPPER[sage]
2016/10/26(水) 11:28:56.74 ID:5p96z9MxO
棟方さんにはどんどん登っていただきたい


19:名無しNIPPER[saga]
2016/10/27(木) 01:21:03.85 ID:6q7NDdzw0
棟方さんは登り始めたばかりです……理想のトップアイドルになるべく先の見えない険しい坂道を……

第2章更新再開します。


20:名無しNIPPER[saga]
2016/10/27(木) 01:24:32.88 ID:6q7NDdzw0



「愛海ちゃん。一緒にお昼ごはん食べよ?」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/10/27(木) 02:37:33.48 ID:6q7NDdzw0


「うん、いいよっ」

悠貴ちゃんのお昼ごはんの誘いを快諾したあたしは、二人でレッスンルームを出て、346プロのオフィスビル敷地内に店舗を構える346カフェまで足を伸ばすことに決めた。
以下略



63Res/40.25 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice