過去ログ - 古風な愛 【原著:星新一 ・ ごちうさ訳】
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10: ◆n0ZM40SC3M[sage saga]
2016/10/29(土) 18:38:43.93 ID:MgkQzc3L0
それからしばらくすると、彼女の顔はやつれ、見違えるように変わっていった。
わたしが聞くと、彼女はため息とともに言った。

「父に何度か話したんですけど、いけないと……」

「もっと、詳しく教えて?」

「私、どんなにココアさんを愛しているかを真剣に説明したんです。
でも、みとめてもらえませんでした。同性との結婚は許さない、と。
いままで、ほかのことでは、あんなに物わかりのいい父でしたのに……」


チノちゃんは泣き、すぐに家を出て一緒に暮らしたいと言った。
わたしは、それは困るし、だいいち軽率だと言った。
長い間話し合ったあげく、二人でそろってたのんでみようということになった。


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