6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:23:22.15 ID:FW7Ecxfc0
俺は夢の中にいるということを忘れて、思わず身を起こした
すると、視線を下げてこちらを見た女の子と不意に目が合った
7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:23:55.99 ID:FW7Ecxfc0
「落ち着いて...」
また聴こえる
8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:24:37.50 ID:FW7Ecxfc0
きっとこっちの言いたいことだってあの子には伝わっているに違いない
証拠があるわけじゃないけど、なぜかそのことに対して確信が持てた
9:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:25:56.40 ID:FW7Ecxfc0
文学的な表現ってわけじゃない 物理的に胸のあたりを圧迫されている感じがしたのだ
俺は上を見上げていた視線を自分の胸に落とした
10:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:26:44.73 ID:FW7Ecxfc0
視界がほとんど黒一色に染まり、美しい花も蒼空も何一つ見えない
だが視界を黒く占有されたことよりも俺を恐怖に陥れたことがあった
11:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:30:40.14 ID:FW7Ecxfc0
ぺろっ
と、不意になにかが顔を撫でた
12:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:34:29.04 ID:FW7Ecxfc0
「あっ、P...」
目を開いた瞬間、視界に飛び込んできたのは黒髪の女の子
13:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:35:05.94 ID:FW7Ecxfc0
「...ゴメンね?P...」
気にすることないのに 申し訳なさそうに謝る雪美の頭を撫でてやりながら
14:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:35:38.29 ID:FW7Ecxfc0
なんてこった 俺がいびきをかいている時の顔をすっかり雪美に見られていたのか
大人としては子供の前でいびきをかくようなところは見られたくなかったな
15:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:36:37.71 ID:FW7Ecxfc0
「そう...」
俺の返答を聞いた雪美は気にするそぶりも見せずにペロを抱いて俺の横に腰掛けた
16:名無しNIPPER[saga]
2016/11/02(水) 11:38:01.95 ID:FW7Ecxfc0
「どうだろうな でも雪美が見た時の俺はとっても楽しそうな顔をしてたらしいし、楽しい夢だったのかもな」
どんな顔をしていたんだろう?きっとニヤニヤしていたんだろうなぁ まあ雪美は人に言いふらすような子じゃないから大丈夫だろうけども
21Res/15.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。