142:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 01:57:38.75 ID:0XoC4lYv0
モウカザル「っ!」
開いた瞳が捕えたのは、灰色の岩肌。
手にはしっかりとお父さんから託されたお守りを握っています。
そんな自分がごつごつした冷たい岩の上に寝転がっているということに気が付くまで、少し時間がかかりました。
ここはさっきまで閉じ込められていた岩の檻だろうか?
そう思って辺りを見回すと、視界の端っこでピンク色の何かがこちらを見ているのに気が付きました。
「気が付きました?」
少しかすんだ眼をこすり、もう一度見てみると、どうやらそれはポケモンのようです。
でも、見たことがないポケモンです。
モウカザル「あなたは・・・?」
「私は、タブンネと申します」
タブンネというそのポケモンは、耳の丸まった触覚をプルプルと震わせると、少し微笑んでお辞儀をしました。
モウカザルも、少しだけ会釈。
タブンネ「気分はいかがですか?ひどい怪我をされていましたが・・・」
そうです。
確か、急に襲い掛かってきたズルズキンの諸刃の頭突きで腹部がつぶれてしまったはず・・・。
モウカザルは自分のお腹を触ってみますが、なんともありません。
モウカザル「あれ・・・?」
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