153:pppp ◆1V4CaE0ZHE[saga]
2016/11/27(日) 02:06:07.63 ID:0XoC4lYv0
松明の明かりだけの少し薄暗い道を、四つの影が走り抜けます。
岩山をくりぬいてできた内部はとても広く、いたるところに牢屋は設置されていて、どこにあるのかは知ってるものでしかたどり着けないほど入り組んでいます。
まるで迷路のよう。
そこをクレッフィの案内でモウカザルは迷わず進むことができました。
クレッフィ「次の角を左に曲がると次の牢屋が見えてくるっふぃ!」
ズルズキン「クレッフィはここの悪タイプのポケモンたちの企みは知らないのか?」
牢屋を目指す道中でズルズキンはクレッフィに尋ねました。
一体ここで誰が何の目的で何をしようとしているのか。
どうしてポケモンたちをここへさらってくるのか。
クレッフィ「僕はただ牢屋の鍵束をさせられてただけだっふぃ。牢屋の場所以外のことは何も知らないんだっふぃ・・・ごめんっふぃ・・・」
ズルズキン「いや謝らなくていいんだ。悪かったな」
そうこうしているうちに次の牢屋にたどり着いたようです。
モウカザルとエルレイドは急ぎ足で牢屋をのぞき込みました。
しかし母親の姿は見当たりません。
モウカザル「クレッフィ、ここの牢屋の鍵はどれ?」
クレッフィ「これだっふぃ!」
モウカザル「解放しよう」
クレッフィは沢山の鍵の中から一本を取り出すと、牢屋の扉の鍵穴に差し込みました。
ガチャリという音と共に扉が開きます。
中にはデンリュウとチルタリスが閉じ込められていたようです。
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